2026/03/06 08:17

忙しい毎日の中で、ふと立ち止まりたくなる瞬間ってありませんか?
仕事が終わったあと。家に帰ってきたあと。スマホを見て、動画を見て、気づいたら時間が過ぎている。
でも、どこか落ち着かない。
本当は少しだけ、ゆっくりする時間が欲しい。そんな風に思うことって、意外と多いんじゃないかなと思います。
僕にとってその時間をくれたのが焚火でした。きっかけは先輩に誘われて行ったキャンプです。そこで初めて、ゆっくり焚火を囲む時間を過ごしました。
子供の頃は「火遊びはダメ」と言われていたのに、大人になって堂々と火をいじる。薪をくべたり、火を育てたり。その感覚がなんだかすごくワクワクしたんです。
炎を見ていると、時間の流れがゆっくりになります。仲間といると自然といろんな話ができる。1人でいるときはただぼーっとする。何かを考えようとしているわけじゃないのに、気づいたら自分のことやこれからのことを少しだけ考えている。
焚火の前にいるとゆったりした気持ちになります。でも不思議なことにネガティブにはならない。落ち込んでいるときでも、少し未来のことを考えられる。「まあ、なんとかなるか」そんな気持ちが自然と湧いてくる。僕にとって焚火は、癒しでもあり、前を向く時間でもありました。
その後、結婚をきっかけにコーヒーショップに行くようになり、休みの日の朝にゆっくり飲むコーヒーが好きになりました。
「自分でもやってみよう」そう思ってコーヒーの焙煎を始めました。最初は「焚火で焙煎している人もいるらしい」そんな軽い気持ちでした。もちろん最初はうまく焙煎なんてできません。
でも初めて自分で焙煎したコーヒーは格別でした。
味が特別美味しかったわけではありません。でも焚火の前で飲むコーヒーは、とにかく雰囲気が最高だった。
それからコーヒーの焙煎にどんどんハマっていきました。道具を揃えたり、焙煎を研究したり。そしていつしか、このコーヒーを飲んでほしいと思うようになりました。
今、僕は焚火で焙煎したコーヒーを露店販売しています。でも本当に届けたいのはコーヒーだけではありません。
私たちが届けたいのは、焚火の前にいるような時間。
ゆっくり流れる時間。ぼーっとする時間。
仲間と語る時間。そんな時間をコーヒーと一緒に届けたいと思っています。そして、もうひとつ理由があります。それは焚火って実は気軽にできないということです。
匂いの問題、近所の問題、準備や後片付け。
やりたいけど諦めている人は結構多いと思います。僕はたまたま、やりたいときに焚火ができる環境があります。でも「本当は焚火をやりたい」そう思っている人はもっといるんじゃないかと思いました。
だから将来は、キャンプに行かなくても焚火ができる場所を作りたいと思っています。
手ぶらで来て、焚火を囲みながらコーヒーを飲んだり、仲間と語ったり、ぼーっとしたり。山小屋のような空間で静かな時間が流れる、大人のための場所。そんな場所を作りたいと思っています。
まだまだ小さな活動ですが、少しずつこの世界観を形にしています。
焚火とコーヒーの時間をもっと多くの人に届けたい。
もしこの想いに少しでも共感していただけたら、この投稿をシェアしていただけると嬉しいです。
いつか焚火の前でコーヒーを飲みながら、ゆっくり話せる日を楽しみにしています。

