2025/10/20 15:40

なぜ、焚火なのか。

焚火の前に座ると、不思議と心が落ち着きます。

ぱちぱちと薪がはぜる音、ゆらめく炎の光。

そのあたたかさに包まれると、

いつのまにか、張りつめていた心がやわらいでいく。

わたしたちは、この“焚火の時間”に、何度も救われてきました。



火がくれる、静かな癒し

焚火って、ただの火ではありません。

炎を見つめていると、余計な言葉はいらなくなる。

誰かと並んでいても、ひとりで座っていても、

そこに流れる空気は、やさしくて穏やかです。


忙しさの中で忘れがちな「間(ま)」や「余白」を、

焚火は思い出させてくれます。

そのぬくもりを、誰かにも届けたい――

そう思ったのが、焚火焙煎珈琲のはじまりでした。


焚火から生まれる、唯一の火

焙煎に使う火は、ガスでも電気でもつくれます。

けれど焚火の炎は、同じようには燃えません。

風の向き、薪の乾き具合、空気の湿度。

その日その瞬間によって、火の表情が変わります。

機械のように正確ではないけれど、

その“ゆらぎ”こそが、焚火の魅力。

思いどおりにいかない火と向き合いながら、豆を煎っていく。


一粒一粒の豆が、焚火のぬくもりをまとっていく時間。

それは、焙煎でありながら、

まるで心を整える時間でもあります。